准看護師の廃止論|看護にお急

准看護師の廃止論

求人広告の看護師が変わってきているように思えるのは私だけだろうか?

准看護師の専門学校の修業年限は正看護師が3年、准看護師が2年とされています。であるにもかかわらず、准看護師から正看護師になるには10年の実務経験を必要とする。この1年のブランクが10年に相当するオーバーな現象はどのように起こるのだろうか。また、准看護師の廃止論はどうして膠着状態が続いているのだろうか。

准看護師の廃止論は数十年前から訴えられ続けている。しかし一向に廃止にならないのは、日本医師会が反対しているからである。小さな医療機関において、人件費を削減できるという理由において、人件費の安い准看護師を雇用することが多い。

さらに、保健師助産師看護師法により、准看護師は医師や歯科医師、看護師の指示により看護師と同じ業務が行える。看護行為ができるのであれば、わざわざ高い人件費を払う必要のない准看護師を雇うことは自然の成り行きなのだ。

現在の看護協会、看護連盟がこの廃止論を推し進めている。それに医師会が反対するという構図だが、不思議な事に看護師や准看護師はこの看護協会、看護連盟に加入している。

自分たちが路頭に迷うことになるような決定を下そうとしているところに所属しているという何とも面白い構図ができているのだが、私は個人的に准看護師と正看護師はあっていいのではないかと思う。人件費も安くなるというのは医療機関側の都合ではあるが。

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