准看護師、正看護師、看護助手、などなど、病院において医療行為ができるのは医師だけではない。それぞれがそれぞれの指示を受け、患者の血液検査や血圧の測定などを行っている。その中で、彼ら看護師をまとめるのが「看護師長」である。
看護師長は正看護師として一定の勤続年数を務め上げ、病院の人事において配置される。いわば管理職的な立場ではあるが、その病院という特殊な環境の中で、看護師長にかかる負担はかなり大きい。
今、看護師の離職率の高さが注目されている。求人を見つけたといってもハードな職場であるだけに体力がついていかないところはあるし、もちろん人の命を預かっているのだから、定時で帰宅できる保証は皆無と言っていい。さらにカルテの記入など、実際の看護学校で習ったことがそのまま実践で出ることが少ないとのことだ。
看護師長はこういった看護師の早期退職に関して常に頭を悩ましているらしい。看護師同士はともかくとして、患者と看護師の意思疎通が上手く行われない場合も多いそうだ。そういったときにどんな形で解決を図るかというのが看護師長に求められている。
ある看護師長に話を聞いてみた。勤続12年目の中堅である。
「看護師長に昇格したのは3年ほど前で、それからは自分が指示されていたことをこちらが指示する側に回っているので、まだなんとかやれていますが、やはり離職する看護師たちを見ていると責任を感じます。」
患者からのクレームにも迅速に対応しなければならないということで、看護師長にかかる役目は非常に多い。その中で、看護の現場には看護師長を支えるリーダーやサブリーダーなども病院独自で行っている。責任の所在を明らかにした上でも、看護師達の結束は強いのだ。
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